引き続き赤黒を調整中。

最近青赤バーンが流行っているのと、赤黒バーン自体認知され始めたこともあり、だんだんと対策されるようになってきた。《ムラーサの胎動》等のライフゲインスペルはもちろんのこと、先日は《護法の宝珠》まで積んだデッキにあたってしまい、以前のように「勝てるデッキには勝てる」という感じが薄れてきたように思う。

またこのところ、スーパーフレンズのようなプレインズウォーカーを大量に積んだデッキもしばしばみかけるようになり何らかの対策を講じる必要も出てきた。これ系のデッキは4色くらいの多色であることが多く、序盤は軽快に攻めたてられるが、5ターン目までに勝っておかないと、そこからあっという間にまくられてしまう。常に5~6ターンで勝てるほど安定したデッキではないため、少しでもプレインズウォーカーを処理するカードを採らないと環境的に厳しい。

対策①:クリーチャーで殴る
現在のサイドボードで考えると《黄金夜の懲罰者》がこのプランには合っている。速攻で殴りに行ける点、打点が高い点が評価できる。しかし、パワー4ではほとんどのPWは1発で落とすことは出来ず、次のターンで除去される可能性が高い。デメリット能力でこちらのライフも危なくなるので、信頼度は低いと言わざるを得ない。

対策②:火力を撃ちこむ
バーンデッキなのでもちろんこのプランが成立するならベストであることは間違いない。PWに対処する必要がない場合には本体に撃てるので腐り辛い。現在のサイドで考えると《極上の炎技》がそれにあたるが、現状では主にコントロール用の本体火力の追加として採っているので、PW対策ということなら枚数を増やす必要がある。ただやはり4点では落ちないPWが多く、《集団的抵抗》のように器用なカードでもないのでこれもあまり信頼できない。2枚使って1体落としているようではすでに負けている。
その点本体には打てないが、マッドネスとの相性もよく、クリーチャーとPWを一緒に処理できる《ナヒリの怒り》はよいカードだと思う。前回の日記では《稲妻の斧》の方が良い、と書いたが、それは1体のクリーチャーを対策する場合(例えば《カリタス》など)の話であり、複数体に対処することもでき、うまくいけばマッドネスも使えるこのカードは非常に有効であると思う。

対策③:PW破壊カードを入れる
《破滅の道》はPWを必ず討ち取れる強いカードだと思う。しかしこのデッキに入れるにはあまりにも汎用性に乏しい。確かに《カリタス》などのマスト除去のクリーチャーにも打てるがクリーチャーと1:1交換では効率が悪い。

このような理由からもっとも損無くつかえるのはやはり《ナヒリの怒り》ではないかと思う。実際赤青バーン等のサイドでは見かけることもあり、メインでは取れなくともサイドにはよいカードなのかも知れない。

《黄金夜の懲罰者》はもう少し使いやすかと思っていたが、サイドインする機会がほとんどないため、とりあえずこれを抜いて《怒り》を2枚ほど試したいと思う。

なお、前回改善を試みた《衰滅》はサイドに取って以降、カンパニーと当たっていないのでよくわからない。ある意味ナイスサイドだったかも知れない。

引き続き調整中。
先週のFNMでバントカンパニーに負けて10-2になってしまったがデッキとしてはまだまだ好調。

バントカンパニーと対戦してみて「絶望的に勝てない」ということはないのではないかという印象を持った。

確かにこの時は0-2で負けてしまったが、特にメインはギリギリ先にこちらのライフがなくなってしまったが、盤面管理に気を付ければ勝つこともできたと思う。ひたすら本体に火力打ち込んでたら相手のライフが1点になった返しのフルアタックでこちらが死んだ。

《集合した中隊》は先手なら3ターン目に《集団的蛮行》でライフドレインしながら捨てられるし悪くはない。

ただ、やはり火力をクリーチャーに撃つのは自ら勝ちから遠ざかる行為なので、サイド後は別の方向から対処できるようにしたい。

― 現状のサイド ―

4 自傷疵
3 穢れた療法
2 黄金夜の懲罰者
1 極上の炎技
3 焦熱の衝動
1 ゴブリンの闇住まい
1 衰滅


一応サイドに1枚《衰滅》を取ってはいるが、このまま入れると黒黒が4ターン目に揃わない可能性があり、かつそもそも1枚ではあまり意味がない。

― 変更後のサイド ―

4 自傷疵
3 穢れた療法
2 黄金夜の懲罰者
1 極上の炎技
2 衰滅
1 ゴブリンの闇住まい
1 沼

対バントカンパニーのサイド後は《自傷疵》も入り、黒がかなり濃くなるのでメインの《山》を1枚《沼》と入れ替え、《衰滅》を2枚とるプラン。

カンパニーのみならずクリ―チャーが多いデッキにはこれで対応できるはず。早速試してみたいが、きっとこういう時に限ってカンパニーに当たらない。マーフィーの法則(?)

もう一つのアイデアとして《炎呼び、チャンドラ》を採用するプランもあり、こちらの方がコンセプトとは噛み合っていて、攻めることもできるので本当はこちらを採用したい。この場合はサイドにもう1枚《山》を採っておいて足すプランになるか。

ただこの場合、全体除去が6ターン目になってしまい、間に合わないことが懸念される。《衰滅》なら《森の代言者》に対応できるが、《チャンドラ》では大きくなった《代言者》を含め、残してしまうクリーチャーが多すぎる気がする。+能力も0能力も大変強いので試してはみたいと思う。

大きな大会に出られれていないので何とも言えないが、少なくとも確定3回戦程度の大会ではなかなかの実績なので、しばらくこのまま調整を行っていく予定。
異界月発売以降、「青白スピリット」「黒緑昂揚」とデッキを作って、どちらもそこそこ良いデッキに仕上がり、特に「黒緑昂揚」はメタにもあっていて大会でも結構勝てている。

しかしここにきてMOで「黒赤バーン」なるデッキが結果を残していることを知り、パーツもほぼ持っていたので早速組んでみた。

結果から言うと大会で9戦して、8勝1敗と好成績を残しておりかなり手ごたえのあるデッキとなっている。


【メイン】
4 傲慢な新生子
4 熱錬金術師
4 騒乱の歓楽者

1 稲妻の斧
4 癇しゃく
4 焼夷流
4 苦しめる声
4 集団的蛮行
4 血管の施し
4 集団的抵抗

4 凶兆の廃墟
4 燻る湿地
1 ガイアー岬の療養所
4 沼
10山

【サイド】
4 自傷疵
3 穢れた療法
2 黄金夜の懲罰者
1 極上の炎技
3 焦熱の衝動
1 ゴブリンの闇住まい
1 衰滅


― カードの評価 ―

◆《騒乱の歓楽者》
遅くとも4ターン目には出せる優秀なクロック。しかし使った感じではそれほど急いで出す必要はなく、むしろ手札を使い切ってから2マナで出し、3枚引いて余ったマナで2アクション、3アクション取る動きが大変強い。最悪手札を捨てないといけない場合もマッドネスとのシナジーがあるので、この上なくデッキに噛み合ったカードと言える。メイン4枚確定。

◆《傲慢な新生子》
打点が低く、バーンのような攻めるデッキでは使いたがらない人も多いが、意外に威迫が強く、うまくいけば5点くらいは削れる。他の1マナクリーチャーと違い、あとのターンで引いても使い道があるためこれもデッキに噛み合ったカードと言える。

◆《集団的抵抗》
4マナでほとんどのクリーチャーを焼きつつ、本体にも3点飛ばせるのは非常に優秀。これのおかげで《極上の炎技》を使う理由がなくなった。手札を入れ替えるモードも、土地がダブついてきた時や、相手手札に決定的なカードがあることがわかっている場合には使い勝手がよい。

◆《集団的蛮行》
どのモードも一歩足りない感じ。マイナス2では倒せるクリーチャーはほとんどいないし、ドレインも2点、捨てられるのもソーサリーかインスタントのみと、総じて限定的なカード。ただ、増呪コストがディスカードなため、3ターン目以降には必ずマッドネスと組み合わせて使えるのは強み。

◆《熱錬金術師》
このデッキの屋台骨。本当に強い。タフ3が思いのほか固く、ずっと場にいる。うまくいけば1ターンに4点飛ばせる激強クロック。これも必ず4枚取りたい。

◆《稲妻の斧》
取らざるを得ないカード。1枚挿しなら許容できるが2枚はいらない。本体にとばない火力はバーンデッキでは不純物。マッドネスと組み合わせれば使えるし、ほとんどのクリーチャーを倒せるのでお守りとしてはよい。《ナヒリの怒り》を試したが、3マナはマッドネスを唱えるのが難しいのでこちらの方がよさげ。

◆《穢れた療法》(サイド)
青赤バーンが流行っているせいもあり、サイドにライフゲイン手段をとるデッキが増えてきた。青赤との最大の違いは相手のライフゲインをこのカードで阻止できるところにある。貼ると大概嫌な顔をされる。相手が平然としている時は手札にエンチャント破壊があるとみて間違いない。オリジナルのリストでは2枚だったが前述のような状況を鑑み3枚に。2枚目以降は腐ってしまうが、早いタイミングで引けないと負けてしまうため止む無し。


― 相性 ―

対バントカンパニー
実はまだ当たっていないのだが、多分勝てない。これに勝てなきゃ意味がないので、大きな大会では今のところ赤黒バーンは活躍しないと思う。身もふたもないが。

対黒緑昂揚
ほぼ勝てる。まず負けない。バントカンパニーを倒すためのこのデッキが増えて、バンドカンパニーが減ってくれればこのデッキの出番。

対青赤バーン
結構有利。ライフゲイン(ドレイン)カードが計8枚入っているのでその分有利。《熱病の幻視》もこちらにも恩恵をもたらしてくれるのでそれほど辛くない。

対赤黒バーン
相手の構成にもよるが、まったくのミラーだった場合、ドレインをたくさん引いた方が勝ってしまう。《熱錬金術師》は即除去。

対白黒コントロール
多分不利。まだほとんど対戦経験がないので何とも言い難いが、《さまよう乱脈》がインスタントタイミングでないと処理できないためライフゲインがきつい。《ゲトの裏切り者、カリタス》は《集団的抵抗》で処理できるが他のクリーチャーと違い、マスト除去になってしまうためプレイが窮屈になる。

かなり勝ち越しているとはいえ、まだまだ実践経験も少なく対戦したデッキも通っているので引き続き調整を続けながら相性差などを把握していきたい。


2015年シーズン(2015年6月1日~2016年5月31日)の実績を集計。

結果、167勝230敗3分け (団体戦・リミテッド除く)

1年で400戦を達成したものの、勝率41.7%。今年も勝率5割に届かず。

いくつかトスったマッチもあるが全体に影響しない程度。

前環境の最後に負けまくったのが主な原因と思われる。シーズン序盤とSOI発売以降はそれなりに調子がよかった。こう考えると環境は比較的早く変わる方がいいのかもしれない。全環境は最初から最後までアブザンという、あまりよい環境ではなかったし。

それに比べ今環境は今のところよくメタが回ってるし、来月にはもう「異界月」発売でまた環境が変わる。調整を早めにはじめて環境初期のメタが固まる前にある程度勝っておきたいとことろだ。
中村哲也先生 拡張アート会
中村哲也先生 拡張アート会
本戦に出ていたため、抽選に間に合わず参加できなかった中村哲也先生の「拡張アート会」。10分間でできることなら、色紙やカード、さまざまなものにイラストを描いたりサインを下さる会。せめてその様子を一目見ようとアーティストブースへ。すでに当選者の方への対応が始まっており、色紙やカードが次々に「デュエルファイター刃」の世界に染まってゆく。

10分ほど遠巻きにその様子を見ていたのだが、ますます諦めきれなくなって、ダメもとで先生の横におられた運営の方に声をかけてみる。すると「抽選に当選したのにまだ来られていない方が1人おられるのでその方の替わりに並んでいいですよ」という予想だにしない返答が。もし早々にその人が来た場合には替わらないといけないが、とにかく並んでみよう。

たった10分で(しかもきっちり10分で)リクエストのあったキャラクターを次々に書き上げる先生のペン捌きはまさに神業。列に並んでいる人からも終始、感嘆の声が上がっていた。

そして待つ事1時間半、ついに自分の前に並んでいる人の番に。この時点でもカードに書いてもらうか、色紙に描いてもらうか決まらず。運営の人の話によると「色紙ならキャラ2人で1枚」「カードなら2枚」が限界とのこと。結局直前までカードにしようと思っていたのに、他の人の色紙のあまりのイラストの良さに気移りしてしまい、先生の前に立った瞬間に「色紙にお願いします」と宣言。あまりこういうことで迷ったことはないのだが、今回は本当に難しい決断だった。
キャラはジンくんとサクラさん選択。キャラクターを伝えるとそのイメージにあったイラストを瞬時に考えて描いてもらえる。例えばアキラとジンを選択した人の色紙は、互いににらみ合ったすごい迫力のイラストになっていた。

今まで他の人のを見てきたが、実際自分の目の前でたった10分で、好きなキャラクターのイラストが、しかもオリジナルの構図でアッという間に描きあがっていく様は本当に感動した。

私の場合たまたま先生のシャーペンの芯が途中で出なくなり、結局11分30秒ほどかかったのだが、先生が「お待たせしてすみません」とおっしゃったことにまた感動。1分30秒しか待ってないし、そもそもこちらは少しでも長く描いていていただきたいくらい。

拡張アートにはしてもらえなかったが、《再活性》のカードにサインもいただき、感動の余韻冷めやらぬまま帰宅。2時間くらい並んでいたはずだが、まったく長く感じなかった。

結局本戦も楽しめたし、拡張アート会にも参加でき、本当にいいグランプリだった。
この色紙は家宝にしたいと思う。
楽しかったGP東京もいよいよ最終日。そもそもこの日に本戦に残っていると思わなかったので何やら不思議な気持ち。賞金獲得はすでに難しい状況となっているが満足いくまで楽しもうと思う。

システムのトラブルで予定より30分ほど遅れて1回戦目がスタート。

1回戦目:青白人間 ××
なんと前日トライアルであたったバントカンパニーの人ではないですか。
自分「こんにちは。ご縁がありますね。2日目進出おめでとうございます。」
相手「ああ、あの時の。ぎりぎりやけどまだ目はあるね。」
自分「お互い頑張りましょう。」
相手の方は京都のご出身ということもあり、関西訛りの和やかな会話から試合が開始される。

始まってしまえばお互い1敗もできないということで緊張感あふれる展開に。
デッキ変わってる!

鏡討ちなので展開速度こそ変わらないものの、相手のメインにとられていた《グリフの加護》を止める事が出来ず2連敗。

ゲーム後に「おととい対戦した時、自分に合ったデッキやな、と思ってあの後作ってみてん」と言われ、自分オリジナルのデッキではないが、とてもうれしかった。その後はサイドの検討などを軽く行い、お別れ。

しかしここで事件が起こる。名前を見てどうも知っている方のような気がしたのでそれを友人に話したところ「だって超有名プレーヤーじゃないですか」という言葉が。

何と自分が高校生のころから知ってるあの方ご本人?!。マジか!

トライアルで会った時「長くやられてるんですか?」とか失礼なことを聞いた気がする。

多分これが今大会最大のミスプレイ。本当に申し訳ありません。お顔を存じ上げなかったので。だったらもっとアドバイスとかもらればよかった。「サイドは《激突》がいいらしいですよ」とか言っている場合じゃない。またお会いする機会があったら是非お詫びしたい。

このショックから立ち直るか立ち直らないかの状態で2回戦目が開始。

2回戦目:青白人間 ×〇〇
1ゲーム目は先手を取ったにも関わらず、すれ違いの殴り合いで負け。2戦目は先手でも少し重くして《傲慢》から勝ち。3戦目は逆に軽く動いて先手後手を入れ替えて勝ち。いろいろな戦い方ができるのがこのデッキの強み。ただ強いと思っていた《徴税の大天使》が同型に思った以上に弱く、苦戦した。うっかり出すと《反射》や《石の宣告》で退けられ、大きくテンポを失う。相手の方の《徴税》は強かったので、アドバイスを求めたところ、「除去を使わせきってから出すこと」だそう。なるほど。

ここですでに賞金圏外になってはいたが、どうしてももう1戦やりたくて本戦を継続することに。
中村哲也先生の拡張アート会に行きたかったが、もしかしたらもう1戦やってもギリギリ間に合うかも、と思い切って参加。

3回戦目:緑黒「季節」コントロール ××
しかもまたしてもまったく日本語の通じないアジア系の外国の方。おまけに季節コントロール。
絶対時間内に終わらん。拡張アート会をあきらめる。
1ゲーム目は相手が《確保》や《ギデオン》を連打してきたので白黒トークンかと思い、クリーチャーフル投入で盤面を制圧。6ターン目を迎えたところで「勝った」と思っていたら、相手の残りライフ2点からの《衰滅》。・・・ああ、コントロールデッキたっだ。その後は《ギデオン》などを出して何とか形にはするもののやはり少し足りず負け。2ゲーム目はこちらの《白蘭》2体に、なぜか《カリタス》が突っ込んできて一方的に打ち取る。恐らく先制攻撃を忘れたものと思われる。相手は少し悲しそうな顔をしてそのまま投了。3ゲーム目も序盤は押すも、中盤以降は《死の宿敵、ソリン》《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》《精霊信者の賢人、ニッサ》と展開され負け。ちょうど時間も切れた。

と、またしてもここで事件が。

対戦後、きっとまた香港の人だろうと思いながら「Where are you form?」と聞いてみた。するとなんと「Taiwan」との返答。

~以下中国語でのやりとり~

自分「じゃあもしかして中国語で話しても大丈夫でした?」
相手「え!中国語話せるならどうしてそう言ってくれないの?!」
自分「いや実は昨日香港の人とこんなやり取りがあって…」(1日目の日記参照)
相手「ああ、なかなか見分けるのは難しいからね」

すごくぶっきらぼうな人だと思っていたら、彼も英語は得意ではなかったらしく、中国語なら話が弾む。

来月は台湾でGPがあるね、日本はGPが多くてうらやましい、台湾には来たことある?、今日は友達と一緒に来たんだ、などよくある話にしばし花を咲かせお別れ。もう少し日本には滞在するとのことだったので、是非日本を堪能して帰って欲しい。

というわけでここでドロップ。こうして絶好調だったグランプリ東京本戦は幕を閉じた。

そもそも2日目進出どころか、勝ち越しすらできると思っていなかったので本当に大満足の結果で終えることができた。練習に付き合ってくれた友人たちと毎週大会に出ることを許してくれた妻には心から感謝したい。

―このGPで学んだこと―
◆ 1つのデッキでたくさん練習することは重要。特にサイド。
◆ メタにあったデッキを選ぶことはとても大切。(今回はメタが勝手に1周回った)
◆ 今はブン回りできて、且つ引きむらの少ないデッキが強い。
◆ しばらく使っていなかった中国語はまだ使える。ヒアリング力は落ちていないが会話力が落ちた。勉強をし直す必要がある。
◆ 中国・香港・台湾・シンガポール人の区別は難しい。
GP本戦初日。いよいよこれまでの練習と調整の成果を試す時が来た。会場では池袋FiveCardの常連さん達と合流。「調整会」という名のただの「フリープレイ」で切磋琢磨してきた友人たちとしばし歓談。そうこうするうちにいよいよ本戦開始。

1回戦目:Bye
ポイントによる1Bye持ちなので。

2回戦目:白黒エルドラージ ×〇〇
実質の1回戦。1ゲーム目《次元の歪曲》《不毛の地の絞殺者》《難題の予見者》とテンポよく展開されるも、除去とクリーチャーのバランスがよくライフを失うことなく勝ち。2ゲーム目は《荒野の確保》や《作り変えるもの》で盤面のアドバンテージを取られ続け負け。そもそもトリプルマリガン。3ゲーム目は相手がもたついているうちに展開力で押し切って勝ち。

3回戦目:白黒コントロール ××
アジア系の外国の方。開始ぎりぎりに席に来て、「2Bye持ちだから買い物してたら遅くなったよ。HAHAHA」的なことを、すごく流暢な英語で言ってた。日本語を話す気はないらしい。その雰囲気に動揺したのか《白蘭》・《白蘭》・《キテオン》のアタック後、《キテオン》の変身を忘れ
るという痛恨のミス!!そのままターンを返したら相手が「You made a mistake.」からの《衰滅》。相手のライフがすでに半分になっていたのに、ここで盤面を更地にされ負け。2ゲーム目も《カリタス》などでいいところなく負け。やはり3回戦が自分の限界なのだろうか。
ゲームが終わった後「Where are you form?」と聞いたら「Hongkong」から来たとのこと。「那、イ尓会説漢語ロ馬?(なら中国語話しますか?)」と聞いたところ、「ほとんどの香港人は中国語は話せないよ」と片言の中国語で言われ混乱する。そんなもんなのか、これからは気を付けようと思った。英語よりはまだ中国語の方が話せるので、できれば中国語ができる人とはそちらで話したい。(これが3日目の出来事につながる)

4回戦目:赤黒ミッドレンジ ×〇〇
《龍詞の咆哮》や《コラガンの命令》でクリーチャーを捌き、《雷破の執政》や《ゴブリンの闇住まい》《炎呼び、チャンドラ》でライフを詰めてくるコントロール寄りのミッドレンジ。1ゲーム目は《咆哮》3発と《雷破》に触ったせいでライフが削られ、《チャンドラ》の盤面更地からのトークンが止められず負け。2ゲーム目・3ゲーム目はこちらの物量に対し、相手の除去が追い付かず勝ち。やはりこの色はドローが弱い。

5回戦目:赤黒白ミッドレンジ ×〇〇
どうやら《先駆ける者、ナヒリ》がキーカードのデッキ。除去で盤面を捌き、《罪を誘うもの》や《闇住まい》の火力使い回しでこちらのライフを攻めてくる。1ゲーム目は相手の目論見どおり、ライフを8点まで削られ、《ナヒリ》奥義から《ゴーグル》を引っ来て、《極上の炎技》×2回で負け。2ゲーム目・3ゲーム目はやっぱり物量で押して勝ち。この色はドローが弱すぎる。

6回戦目:バントカンパニー ×〇〇
流石にちょっと疲れてきた。でもここが正念場。1ゲーム目は序盤こそ怒涛の攻撃を浴びせたが、それが逆に攻め手を休められないプレッシャーを生み、相手の中隊が見えているのに2回の総攻撃を2回とも止められ、あと3点が削れず負け。もっと冷静になるべきだった。2ゲーム目はロングゲームの末、《悲劇的な傲慢》からの逆転勝ち。3ゲーム目に入るときに残り時間はすでに10分程度となっており、「少しプレイを急ぎましょう(相手)」「そうですね、急ぎます(自分)」からの4ターンキル。そういうつもりで「急ぎます」と言ったわけではないのだが、相手も笑うほどのブン回りで勝ち。右手が光っていた。

7回戦目:赤緑ランプ 〇〇
1ゲーム目は《帰還》等で流されながらも単体火力が少ない構成のようで、盤面の再構築が間に合い勝ち。2ゲーム目は「こちらが除去を減らす」ことを「相手が読み、クリーチャーを増やす」ことを「こちらが読んで」《反射魔道士》でテンポとって勝ち。相手は《ラムンホルトの平和主義者》などを追加した模様。練習のおかげかサイドボーディングがうまくなった気がする。

8回戦目:白緑トークン ××
疲労がピーク&2日目進出が決定し、ぐだぐだ。相手が4体のソプタートークンと《大天使アヴァシン》をコントロールしている状態で《悲劇的な傲慢》を撃つ。こちらには3/3になった《白蘭》がいるので、「これは勝った」と思ったら、相手が冷静に《ウェイストベイルの修道院》を起動し「どれ残します?ww(相手)」「じゃあオーメンダールでww(自分)」。ここからはもうFNM以下の緊張感に。2ゲーム目はライフメモ上、10点以上ライフ回復されてることになってるけど、どんなゲームだったか覚えていない。

9回戦目:バントカンパニー ×〇×
8回戦目が終わって少し食事をとったのでちょっと思考力が回復。気を取り直して最終戦。相手は不利ではないバントカンパニー。ただ相手が《死霧の猛禽》を積んでいるタイプで攻めがもたつき、こちらの《アヴァシン》も《オジュタイの命令》でカウンターされるなど完封されて1ゲーム目・3ゲーム目を落とす。終了後いろいろアドバイスを頂いたがサイドの《否認》は《意思の激突》と分けるといいとのこと。確かにカンパニーはサイド後《中隊》を減らしてくることが多く、相手の《アヴァシン》の前に《否認》を握ったまま憤死、ということがよくある。《アヴァシン》などは5マナで出てくることがほとんどなので、こちらは2マナ立てておけばいい。確かに強そう。今後の参考にしよう。

というわけで今までのGP最高成績3-5を上回る、6-3、まさかの2日目進出。
2日目初心者の自分は何度もジャッジに2日目の参加手順を確認し、昨日に引き続きK氏、H氏と帰路に就く。H氏8-1、K氏7-1-1。強すぎ。FiveCardの常連さんたちは私を含め6名が2日目進出。みんな強いなー。

3日目に続く。

この日は有給をとってGP東京初日に参加。会場の雰囲気や8人構築をゆっくり楽しむにはやっぱり初日が一番。ラストチャンストライアルなるものにも興味あり。本戦にも出るし、これから3日間とことん遊び尽くす所存。

10時開場ということで9時50分にはビッグサイトへ到着したが、すでに長蛇の列。前日申し込みやサイン会目当ての人でごった返していた。

開場と当時に中へ入り、まずは第1の目的であるラストチャンストライアルの受付に向かう。
ハッピーアワーの500円引きの回に参加でき幸先のよいスタート。知り合いにも3、4人合うことができ、待ち時間も苦にならなかった。

しばらくしてトライアル1回戦目スタート。SEだけに気の抜けない試合になりそう。
使用するデッキは1ヶ月以上かけて調整してきた青白人間。

1回戦目:ゴーグルランプ ××
普通のランプなら比較的有利だが、序盤をマナ加速ではなく、細かい除去で凌ぐこのデッキには大変相性が悪い。1ゲーム目は《コジレックの帰還》2連打からかの《紅蓮術士のゴーグル》。ゴーグルからのピン除去コピーで《世界を壊すもの》着地で負け。2ゲーム目は世界を《世界を壊すもの》用に《オジュタイの命令》を構えていたが、《ゴーグル》から《巨人の陥落》X=10をコピーされ、本体20点で即死。

あまりにもあっけなく負けたのですぐに2回目にチャレンジ。

1回戦目:バントカンパニー 〇〇
2戦とも気持ち悪いほどブン回ってあっという間に勝ち。
相手の方は古参のプレイヤーのようで、大変気さくな方だった。しかしこれが後にちょっとした出来事に。(3日目に明らかになる)

2回戦目:白黒トークン ××
《荒野の確保》や《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》のトークンで攻めてくる割には、分が悪くなると《衰滅》を撃ってくる厄介な相手。序盤をコントロールされ、物量に押し切られて負け。

ここでスパッとトライアルをあきらめ、8人構築トーナメントへ。

1回戦目:ティムールカンパニー 〇〇
1ゲーム目は相手がトリプルマリガンしてしまい勝ち。2戦目もブン回りで勝利。

2回戦目:バントカンパニー 〇〇
バントカンパニーに対してはそもそも初速が違うのであまり不利ではない。サイド後もしっかり対策しているので難なく勝利。

3回戦目:ID
1位がプレイマットと1BOXという決まりだったが、「プレイマットは差し上げますので半BOXください」というこちらの提案に乗っていただき、1時間程度で18パックゲット。但しこれらはただの紙屑であることが後に判明する。

その後は会場に来られていたM氏・K氏に合流。お二人から《町のゴシップ屋》のfoilと『デュエルファイター刃』の作者である中村哲也先生直筆サイン入り《セラの天使》を戴く。誠にありがとうございます。大切に使用&飾らせていただきます。

この後はラストチャンストライアルを全勝で駆け抜け見事2Byeを獲得したH氏、もともと2Byeを持っているK氏という強豪たちと食事をして帰宅。やっぱりGPは友人たちと参加するのが楽しい。とても充実した1日を過ごすことができた。

2日目に続く。
今日は先週に引き続き2回目のGPTに参加。初めて行くお店だったが、回りの環境もよく、デュエルスペースも広くてなかなか快適だった。

試合は32人の5回戦+SE、と先週と同じ。最近小規模の大会ばかり出ている気がする。昨日のFNMで3-0できたので、この勢いでなんとかスイスは抜けたい。

1回戦:赤緑ランプ ○××
スピードで上回ってはいるが、《ジャディの横枝》や《コジレックの帰還》など突き刺さるカードが多くとられているので楽ではない。1戦目は簡単に取れたが、予想通り2戦目からの対策が厳しく負け。

2回戦:青白人間 ○○
同系。どちらかというと相手のデッキの方が更に速い形。1マナ2/1クリーチャーを大量に採用した形で、速さで負けるかと思ったが2試合とも一方的に押し潰した。ミラーは少しでも動きがもたつくとそのまま決まってしまう。

3回戦:バントカンパニー ×○×
出ましたバントカンパニー。先週も勝ち越しているので苦手意識はないが、膠着してしまうと無駄に長引くうえに、相手の方が有利なのでその点には注意が必要。と思っていたら1戦目から膠着。相手も思わずため息をつく程の場になってしまう。それでも結局後半に強いあちらに押し切られ1本目は負け。2本目はほぼ一方的にとり、3本目は一方的に取られて負け。実は昨日からデッキを少し重くし、《大天使アウ゛ァシン》を採用したのだが、使い方が下手くそで、相手のアタックを不用意に止めてしまい《アウ゛ァシン》が変身。こちらのクリーチャーが死に絶えるという大惨事を引き起こす。これなかなか難しいね。

4回戦:4色PW ○○
青以外の4色を採用したコントロール気味のミッドレンジ。《先駆けるもの、ナヒリ》や《死の宿敵、ソリン》《炎呼び、チャンドラ》を採用したデッキ。確かに強力ではあるが、さすがに速さが違いすぎる。重いデッキにサイドから採用する《隊長の鉤爪》が強すぎる。サイドはもっと改良の余地があると思っているが、このカードだけは絶対使う。

5回戦:青赤果敢 ×○×
ここで勝ってもしかするとギリギリ抜け、というマッチでまさか自分より速いデッキに当たる。こちらも攻めるデッキではあるが、さすがに4ターンでこちらのライフを削り切るデッキは厳しい。全体除去で更地にしてこちらに《アウ゛ァシン》を残したにも関わらず、すぐに盤面を再構築されて負け。アグロ対策はも少し厚くすべきか。

というわけで先週に引き続きまたもバブルで負けて2-3。

それでも得るものはあったし、何よりデッキが自分にあっていて且つデッキが強い。いつも、強いデッキはあまり自分にあっていない気がしてついつい線の細いオリジナルビートダウンを使ってしまうのだが、このデッキに関してはまだしばらく使っていけそう。あとはGP本番まで賞味期限が持ってくれればいいのだが。PTでも使用率が高いようなので、どれだけメタられるのかが気掛かりではある。




新環境後の調整と昨日のGPTについて。

全環境末期からプロキシで青白人間を調整し、新環境突入後もこれを使用。赤黒、白緑とやってみたが、これが一番好感触。

発売直後に友人達と朝から晩まで対戦しつづけた結果としては、MTGのセオリー通り、自分より少し遅いデッキに勝ちにくい、という印象。青白という器用な色ではあるが、アグロである以上速さと手数で勝つしかない。

しかし、そのセオリーに反して、同色のミッドレンジで、《徴税の大天使》と《龍王オジュタイ》を採った形と多く対戦したが、8:2くらいで有利だと思った。そもそも初速が違いすぎるのと、あちらのデッキが《永遠の見守り》と《オジュタイ》のシナジーに頼りすぎていて、これらが揃えばこちらの負け、揃わなければこちらの勝ち、といふうにコンボデッキ的な勝ち筋になってしまっている印象だった。これを仮想のミッドレンジに想定するのは早計か。

あとは赤系のミッドレンジは明確に不利だった。ミッドレンジというよりはプレインズウォーカーデッキだったが、序盤攻めあぐねて後半にカードパワーの高いパーマネントを連打されると勝ちようがなかった。サイドからカウンターを採るなどしっかり対策しないと勝つのは難しそうだ。

あまり練習に時間を割くことができなかったが、昨日はGPT東京に参加。参加者30名・5回戦+SE。

1回戦:バントカンパニー ○×△
相手がとてもよく考える人で、こちらも雑なプレーを戒めようと一生懸命考えていたらまさかの時間切れ。このマッチは膠着する場面も多そうなので熟考注意。いつもなら雑にプレイする場面もよく考えることができたのまあ良しとしよう。

2回戦:赤緑狼男 ○○
初戦はブン回って勝ち。2戦目は相手がダブルマリガンでこちらの勝ち。相手はハリーさんだったのでとても気の毒な気持ちになった。ゲームにならないのは大変不幸なことだ。

3戦目:白黒エンチャント ××
《絹包み》やら《停滞の罠》等とにかく除去が満載で、序盤を捌くと《空位の玉座の印章》でどとめを刺してくるデッキ。序盤を除去に徹するデッキとは相性が悪い。青白人間はつくづく殴り合いでこそ強いデッキだと思った。

4戦目:バントカンパニー ×○○
多いと思っていたけどやっぱり多かったバントカンパニー。1戦目はキープが温く、土地が止まってしまい負け。このデッキの欠点は3ターン目までに引く《島》。2戦目は先手で当たり前のように取り返し、3戦目は後手で危ないかと思われたが、何とか拾った。サイドカードを引かずに勝ったが、これはまたもキープが温かったのかもしれない。相手の回りに助けれらたか。

5戦目:バントカンパニー
多いと思っていたけどやっぱり多かったバントカンパニーその2。5戦中3戦は当たりすぎ。このマッチもエクストラターンまで縺れ込み、ギリギリのところで負け。バブルマッチだっただけにこの負けは大きかったが、改めて《集合した中隊》の強さを思い知った。このカードの分だけ展開力で負けてしまった。後手はサイドから《悲劇的な傲慢》を2枚とったが、引けなければ仕方ない。バントカンパーにーが多いと踏んで、これを2枚サイドに積んで行ったことだけでも評価しよう。

というわけでベスト8をぎりぎり逃しこの日は終了。

感じとしてはバントカンパニーとそれに勝てるミッドレンジ~コントロール系のデッキが流行りそう。実際会場ではバントカンパーにが一番多く、トップ8はそれに勝った思いデッキばかりで、カンパニーは上位8以内にはいなかった。

青白人間、GP東京までは賞味期限を保ってほしいものだ。

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